11/01/30 AD-01 SHEEPSKIN CENTER ZIP JACKET

本当はADDICT CLOTHES NEW VINTAGE第2弾のご紹介の前に 、
今回付属するジッパーやジャケット作成までの道のりを詳しくここで書きたかったのですが、
発売まで時間があまりないので全て書け無い可能性がありますので、
先にジャケットのご案内をさせていただきます。

ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  AD-01 SHEEPSKIN CENTER ZIP JACKET
Black Size 34, 36, 38, 40.  

ダブルジャケットのお問い合わせも多いのですが、次もシングルです。次の土曜日、2月5日発売です。
形はデビュー作のホースハイドシングルジャケットと似ていますが、肩にエポレットが付き、
ポケットはオリジナルのボールジップが付きます。
あまりUKシングルジャケットにエポレット付きは見かけないかもしれませんが、
私が愛用している70’sヴィンテージで同じ形があります。
エポレットが苦手と言う方もいるかもしれませんが、結構食わず嫌いな人が多いような気がします。
店頭にある物を見て、エポレットはないほうがいいな~、なんて言われることもあるのですが、
私が私物を着ているときはよく、同じデザインのものが無いか?と聞かれます。
実際着てみるとシングルはシンプルな分、
良いアクセントになるので私はエポレットの有り無しどちらも好きです。ぜひ1度試してみてください。

オリジナルを以前は毎日のように着ていたのですが、
ウエスト幅が細くジップを閉めると着ずらいのが少し難点でした。
もう少しサイズが合っている同じデザイン、革質のヴィンテージを数年探していますが、
そこはヴィンテージなので希少モデルのマイサイズは中々見つかりません。
そう思っているときに偶然似た質感の革を見つけたので、私物と同じ形で作成を決めました。

革はシープスキンです。
みなさんが想像するシープスキンがどういうものか分かりませんが、シープと言っても様々です。
原産国によってきれいで上品な雰囲気の革もあれば、ラフで荒々しい革もあります。
もちろんなめしや仕上げでも変わります。
あまり認識がないと思いますが、60’s-70’sのルイスレザーやハイウェイマンはモデルにもよりますが、
かなりの割合でシープスキンが使われています。
ライトニングやマニラ、襟付きシングルにも多いですね。
上で似た質感の革を見つけたといいましたが、私のエポレットシングルもシープスキンです。
簡単に説明すると、ルイスやハイウェイマンのヴィンテージはごく稀に馬革もありますが、
羊革(シープ)か牛革がほとんどです。
大体はモデルか年代で別れていますが、同時期で両方存在するものもあります。

一昔前は厚くて重いくらいの革がその逆より良いとされている風潮がありましたが、
ここ数年で随分変わってきたと思います。
その証拠に店で試着をされる方の多くは、厚くて重い革よりもむしろ逆を好む方が多いです。
もちろんそれが牛革の場合もありますが、どちらかというとシープの場合が多いです。
ある程度厚みはあっても軽量なのでストレスなく着用できるからだと思います。
ここ数年のライダースやレザーアウターの流行で、中国製の安いレザージャケットが多く世の中に溢れていますが、
それらは結構な確率でシープスキンが使われています。
その為、昔に比べシープレザーがチープなイメージになっている気がしますが、
それも上で話した通り原産国やなめしによって様々です。
ルイスやハイウェイマン、
その他同時期のUKヴィンテージライダースが好きな方々には気に入ってい頂ける革だと思います。

今回使用するタンニンなめしのシープスキンは、
60’s-70’sのUKヴィンテージに使われているものに非常に近い革で、更に手触りをよく仕上げました。
デビュー作のホースハイドのほうが独特のツヤが出て高級感がありますが、
こちらのシープスキンはよりオリジナルヴィンテージに近い雰囲気になっていきます。
上の画像は1か月ほど着たものですが、良いシワが入り雰囲気があります。

ライニングはオリジナルで作成した綿入りコットンキルティングです。
ジッパーも全てオリジナルで作成したものがつきますが、ジッパーについては長くなりますので
また後日、発売までには作成の道のりと共にご紹介したいと思います。

2月5日の発売日にはもう1つニュースを用意していますので、そちらも近日中にご案内するつもりです。

ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
石嶋 聡