11/02/18 SPECIAL VINTAGE JACKET

先月末からブログでNEW VINTAGEの話が続きましたので、
今日はSPECIAL VINTAGE JACKETを2点ご紹介したいと思います。

まずはこちら。

Lewis Leathers AVIAKIT 70’s BRONX Dark Blue 34   SOLD

元々ルイスレザーの代表的モデルでありながら、
アメリカ的なディティールのエポレットやウエストベルト、アクションプリーツを持つ為か、
現在ではその後に発売されたライトニングやサイクロンに隠れた存在になっているジャケットです。
しかし、現在ヴィンテージブロンクスの人気がライトニングやサイクロンに比べ劣る1番の理由は、
一般的な日本人がジャストサイズで着用できるサイズが無いことだと思います。
好みはあると思いますが、UK,USどちらのディティールも持つこのデザインは、
ライトニングやサイクロンには出せない独特の雰囲気があります。

日本人サイズが無い理由ですが、ブロンクスは1956年に発売されてから60年代に多く販売され、
コルセアを初めとする襟付きシングルジャケットと共に60年代を象徴するジャケットになりました。
しかしこの頃は当時の写真を見てもわかるのですが、
今と比べてもややゆったりとしたサイズ感でレザージャケットを着ています。
イギリスでは40インチ前後が最も多いサイズなので、必然的に40インチや42インチが多くなるわけです。
70年代に入ってからはバイクのスタイルも60年代と変わり、
パッドジャケットが出揃った頃にはタイトなシルエットが好まれるようになっていきましたが、
その頃にはブロンクスや襟付きシングルは古臭いデザインになっており、
60年代に比べあまり売れていなかったようです。
こうした理由からヴィンテージジャケットではブロンクスや襟付きシングルの小さいサイズがないのです。
ましてや黒以外のカラー物になるとさらに無いというのは言うまでもないと思います。

過去にも34インチや36インチのブロンクスを販売していますが、
ジャストサイズのブロンクスを購入された方々はみなさんとても気に入っています。
エポレットやベルトなどデザインが多い分好みも分かれますが、
はまればオンリーワンな1着になるのは間違いありません。

上の説明でブロンクスの小さいサイズがどれだけ無いかがわかっていただけたと思います。
サイズが合いそうな方で興味のある方は、直接価格やサイズなどの詳細をお問い合わせ下さい。

ADDICT CLOTHES 
石嶋 聡