13/10/08 MY COLLECTION 4 MOTORCYCLE COAT

ここ数年毎年言っている気がしますが、10月だと言うのになかなか涼しくなりませんね。
それでもありがたいことに、AD-01,02.03のライダースとエンジニアブーツは既にサイズ欠けが出てきています。
いつも同じですが、ジャケットもブーツも寒くなると一段とサイズ欠けや完売品番が出てきますので、
お早めに店頭までお越し頂ければと思います。
通販をご希望の方はお電話、メールでお気軽にお問い合わせください。

さて今日は4回目のMY COLLECTIONです。
前回の袖カフスセンタージップジャケットに続き、
今回もライダースとは違う、よりクラシックなVINTAGE ITEMのご紹介です。

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画像はMASCOTとLEWIS LEATHERSの50’s レザーコートです。
モーターサイクルコートなので、防寒対策用の高い襟にチンガード、裏地のボア仕様、
ウエストには裾からの風の進入を防ぐ為にベルトが付属し、袖にベルトや内リブが付くものもあります。
一見ドレス用のコート風デザインですが、細かいディティールがファッションではなく必然としてアウトドア用に加えられたものです。

イギリスでは50年代後半~60年代にかけて革製のモーターサイクルジャケットが普及し、
レースシーン以外でもレザージャケットを着てバイクに乗るスタイルが定着していったのですが、
それ以前はオイルドコットンやポリ塩化ビニール製のジャケット、
レースシーン以外では上の画像のようなレザーコートや2ピースや3ピーススーツを着てバイクに乗っていました。

バイクにレザーコートやスーツ?と思う方もいると思いますが、当時の写真はこんな感じです。

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ファッションだけでなくバイクの造形すら随分と違いますが、これが戦前のUK MOTORCYCLE STYLEです。
アメリカの場合でもレザージャケットの発展が早かったのと、デザイン的な違いを除けば、
同じようなスタイルでバイクライディングを楽しんでいたことが当時の資料から伺えます。

ちなみに私の乗っているSUNBEAMもちょうどこの頃のバイクですね。
レザージャケットやオイルドコットンジャケットで乗るのもいいですが、
そろそろレザーコートやスーツで乗ろうかと思っています。

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この辺のVINTAGEは60、70年代のライダースと比べても負けない雰囲気やディティールを持っているのですが、
服というのはどうしても古ければ古いほどよりギア的要素が強くなり、特にサイズ感やシルエットが現代で着るには難しいものがほとんどです。

私自身数年前から戦前の古いバイクにのめり込んでいった事もあり、
以前より少しずつクラシックなスタイルに惹かれています。
アメリカンプロダクトやVINTAGEマーケットでは以前からこの辺の時代のものが脚光を浴びていますが、
自分のライフスタイルに沿った自給自足スタイルで少しずつ物つくりをしていきます。

まず初めに、今シーズンは上のモーターサイクルコートをベースにした製品をNEW VINTAGEで発売します。
VINTAGE MOTORCYCLEに似合うのははもちろん、
ライダース同様街着でも雰囲気良く着られるコートに仕上がっています。

発売直前になると思いますが、そのコートもまたこちらで紹介しようと思います。

ADDICT CLOTHES 
石嶋 聡