13/08/16 MY COLLECTION 3 BUTTONED CUFF CENTER ZIP JACKET

今日は久しぶりにMY COLLECTIONを書こうと思います
たまには少し違った所謂ライダースとは少し異なるディティールを持つジャケットを紹介します。

一見60年代~70年代のセンタージップジャケットに見えますが、袖口がジッパーではなくカフスになっています。
このスタイルは50年代~60年代初期頃まで多く作られていたデザインです。

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この後60年代中期にかけて袖口がジッパーになり、
所謂センタージップのライダースのデザインが完成するわけですが、
袖口がカフスになるとライダースというよりスポーツジャケットと言った感じですね。
カフスタイプのジャケットはルイスレザーやハイウェイマンを初めとする
モーターサイクルウェアを作っていたブランドだけではなく、
紳士服全般を作っていた多くのブランドもこのスタイルのジャケットを作っていました。
上のジャケットもモーターサイクルウェアブランドのものではありません。

より古い時代になると裾の一部がリブになったり、フロントがボタンになったりと、
古くなればなるほどライダースデザインとはかけ離れたデザインになっていきます。

アメリカのスポーツジャケットとは少し違う雰囲気で、クラシックな装いには良く合うジャケットです。
ただ上のジャケットはこの時代にしては着丈が長めですが、多くは50年代特有の極端に短い着丈になります。

この手のジャケットは現在ヴィンテージマーケットではめっきり見かけなくなりましたが、
無名ブランドが多いせいか運が良ければ安く見つけることができるかもしれませんね。

秋冬シーズンにはADDICT CLOTHES NEW VINTAGEでこのスタイルのジャケットも発売になります。
発売前にまたこちらで紹介しようと思います。

ADDICT CLOTHES 
石嶋 聡