13/10/31 AD-14 SHEEPSKIN BRITISH HUSKY SPORTS JACKET

今日は土曜日発売の新型ジャケットのご紹介です。

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AD-14 SHEEPSKIN BRITISH HUSKY SPORTS JACKET 
BLACK, LIGHT BROWN Size 34,36,38,40 

以前MY COLLECTIONでも紹介した、イギリスの襟付きシングルライダースジャケットの原形となる、
よりクラシックなセンタージップジャケットのご紹介です。

詳しくは以前のMY COLLECTIONもぜひご覧ください。

http://addict-clothes.com/blog/aparerl-blog/vintage-jacket/2305/

スポーツジャケットという名前は日本でも既に有名だと思いますが、
それはアメリカ製のフロントがジップorボタンで袖口がカフス仕立てになっているジャケットだと思います。
しかし元々スポーツというのは日本での=運動という意味とは違い、
古くは上流階級者の趣味として行われていた、屋外で行う趣味全般の事をさしています。
例えばフィッシングやハンティングなどがそうですし、その後はバイクや車、
いわゆるモータースポーツも加わっていきます。
そんなわけでもちろんイギリスにもスポーツジャケットは存在します。

下の画像は1954年のモーターサイクルパーツ&ウェアを販売していた会社のカタログです。

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今回作ったジャケットとは少しデザインが違いますが、
大きめの襟にフロントジッパー、袖のカフス仕立て、説明には羊毛ライナーと書かれています。
60年代以降のセンタージップジャケットに細かな違いがあるように、
この時代のスポーツジャケットにもブランドによって細かな違いがあったのは確かです。

スポーツジャケットと言うだけあって先日のAD-13 BRITISH EARLY MOTORCYCLE JACKET同様、
今回のAD-14もアメリカ的な雰囲気を感じると思います。

革はもちろんADDICT CLOTHES NEW VINTAGEオリジナルシープスキンです。
BLACKは着込むほどに芯の茶色が見え、LIGHT BROWNは芯も薄茶ですが、
こちらも着込むほどにメリハリのあるアジが出ていきます。

AD-01よりも大きく横に開いた襟とフロントジップのムシが隠れているのがポイントです。

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UKライダースはフロントジップのムシが見えているのが特徴ですが、
この時代はまだムシ隠しが多く使われています。
ムシが隠れているとそれだけでかなりアメリカっぽい雰囲気になりますね。

腰と袖口にはタックが入ります。
これにより可動性が広がるのはもちろん、ルックスもよりオールド感が増します。

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ライニングはアルパカ混のウール×アクリルです。

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当時から寒いイギリスで使われていた冬用スポーツジャケットディティールです。
日本でもレザーライダースだけだと真冬はかなり寒いですが、これなら冬も簡単に越せます。

AD-01同様シンプルで使いやすいセンタージップジャケットです。
見慣れたアメリカ製スポーツジャケットに近いデザインなのでデニム等との相性も良く、
いつものパンツに合わせるだけでクラシック感を楽しめるジャケットです。
ぜひ実物をご覧になってください。

ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
石嶋 聡