11/03/09 BLUE 402 LIGHTNING

予約を受け付けていたADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのホースハイドダブルライダースですが、
火曜日で予約を締め切らせていただきました。たくさんのご予約ありがとうございました。
予約分に関しましては、予約順に入荷次第ご連絡させていただきます。
店頭発売日は決まり次第ブログでご案内させていただきます。

約1ヶ月NEW VINTAGEで忙しくてOLD VINTAGEが全く紹介できていませんでしたが、
スペシャルを初め色々入荷しています。
その中からルイスレザーのブルージャケットをご紹介します。

Lewis Leathers 70’s 402 LIGHTNING  Blue Size38 SOLD

UKライダースのスタンダードデザイン、ライトニングのロング丈バージョンです。
402に多いのですが、38インチですが少し大きめのサイズ感です。
40インチを着ている人でも着れそうな感じがします。
ノーマルライトニングに比べリリース期間が短い為、
ヴィンテージではノーマルライトニングに比べ数が少ないことは、ヴィンテージファンなら知っていると思います。

そして今回特筆するべきところはこのカラーです。
先日のADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのDARK BLUEカラーのブログでも書きましたが、
UKライダースの魅力の一つとして、豊富なカラーバリエーションがあります。
その中でもダークブルーやブルー、ターコイズブルーというのは熱狂的なファンがいるのは周知の事実です。
ライトニングは現在のヴィンテージのタマ数を見ても、
当時のルイスレザーのラインナップの中でもモンザ系と並び最大のヒットモデルだったはずです。
ヴィンテージの中でもタマ数の多いライトニングですが、
モンザと違いブルー系はほとんどありません。おそらく90%以上は黒になると思います。
ではなぜ、カラージャケット全盛の70年代にヒットしていたライトニングにブルー系がこれほど少ないのでしょうか?
同じ70年代のヒットモデルのモンザでは、ブルーやターコイズは無いにしても、ダークブルーはかなりの数があります。

以前仕入れでイギリスに行った際、
70年代当時にリアルタイムでルイスレザー等のジャケットを買っていた方達と話していた時に面白い話が聞けました。
60年代からずっと黒一色で展開していたライダースジャケットですが、
70年代初頭から一気に派手なカラーが増えてきます。
当時リアルタイムで買っていた人の話だと、すぐにそれを受け入れられたわけではなく、
どちらかというと、こんなまぶしい色したジャケット着れるか!みたいな反応だったようです。
それは50年代~60年代に黒一色でイギリスのモーターサイクルジャケットシーンをシェアしてきた、
ブロンクス、ライトニング、襟付きシングルでは尚更抵抗があったと言っていました。
上記の3つのスタイル=黒というイメージが10数年間で根付いていたわけです。
これを聞いて、ブロンクス、ライトニング、襟付きシングルにブルーやターコイズが少ないことが理解できました。
もちろん当時の全ての人が同じことを思ったわけではないでしょうが、
こんな理由もあってヴィンテージで青のライトニングやマニラ、襟付きシングルを探しても中々見つからないのです。

今回の402はミントコンディションです、とは言えないですが、
ヴィンテージブルーレザー特有の黒ずみがアジとなっていてとても良い雰囲気です。
所々地のベージュぽい色が見えている部分がかなりかっこいいです。

顔料が剥げて地の色が見えているジャケットを状態が悪いと言う人もいますが、ちょっと意味が違いますよね。
この辺はまた長くなるので割愛しますが、
とにかくアジの出た雰囲気のあるジャケットが好きな方にはお勧めの1着です。

興味のある方は直接価格やサイズなどの詳細をお問い合わせ下さい。

ADDICT CLOTHES 
石嶋 聡